1)数字の大切さ
語学を学ぶ上で数字を覚え、肌間隔で理解することは大変重要な要素であります。日本人にとって、例えば英語(英数字)ですが、これは英語教育に含まれることも去ることながら、コマーシャルベースであれ日常あらゆる機会にこれらに触れ、自然と身に付いてしまうのだと思います。特に1-10迄の英数字についてはほぼ確実にわかるものと思います。
数字の大切さは、
*日常生活のさまざまな活動とリンクします。
(買い物、カレンダー、時間、アポ取り)
*ビジネスのあらゆる局面で使います。
(値決め、交渉、経理、収支、その他諸々)
*生産工程での局面で使います。
(寸法、制度、評価、データの理解、その他)
2)インドネシア語の数字の特徴
*日本語は漢数字が「万」「億」「兆」と四桁ごとに変化。
英語は、「thousand」「million」「billion」「trillion」と
三桁ごとに変化します。
インドネシア語は?=> 英語と同じく三桁ごとに変化します。
| 言語 | 1,000 | 10,000 | 100, 000,000 | 1,000, 000,000 |
| 日本語 | 千 | 万 | 億 | 10 億 |
| 英語 | thousand | million | 100 million | billion |
| インドネシア語 | seribu =1 ribu | sejuta =1 juta | seratus juta =100 juta | miliar =1 miliar |
この様に、日本語の漢数字は四桁ごとに変化し、英語/インドネシア語の三桁ごとの変化とリンクしておらず、その置き換えの難易度が高いと考えられます。むしろ英語とインドネシア語は統一性があるので分かり易いでしょう。私の場合、インドネシアの 1 miliar (1 M) は、 日本語で10億ですが、金銭の話しの場合は、日本円の場合100で割って8掛け、大まかに言って、約1千万円弱(正確には8百万円)として記憶しています。
更なる詳細は後述しますので、後の項でご確認下さい。
*日本語表記 (例)10,000.00
=> インドネシア語表記 (例)10.000,00
見ずらいかと思いますが、カンマ「,」とピリオド「. 」の使い方
が 逆になります。最初はかなり戸惑いますが、これは慣れるしか
ないと思います。
*小数点以下の言い方、扱い。“1/3“1/4”等、英語と同等の表現があります。これは日本語には無い表現ですね。
*百の位、千の位、等を省いて表現される場合が多いので、商品又は話の内容によってどの単位の話しをしているかを頭に置いておく必要があります。
3)お金の単位
Indonesia Rupiah (Rp. 又は IDR)/
日本円(Japanese Yen 又はJPY)
インドネシアの通貨単位は、「インドネシアルピア」です。対円の為替レートは、2021年12月現在で、1JPY≒128IDR となりますが、桁数でいうと約100倍、つまりルピアを円に換算するには、IDRの値を100で割る、「0」を二つ取って尚且つ約8掛けすることになります。為替レートは毎日変わりますが、日々の中でそんなに大きく変化することは稀でしょう。毎回この計算を頭のなかで行うのは非常に手間が掛かります。よってインドネシア語の数値を聞いたときにほぼ瞬間的に日本円でいくら位かが頭に浮かぶようになるまで、身体に馴染ませる必要があります。さもないと、その商品の価格が日本円比較で安いのか高いのかが判断出来ません。インドネシアは、往々にして物価が安いと思われがちですが、庶民が買い物をする市場と、外国人が生活する地域やショッピングモールではかなりの価格差があると考えた方が良いでしょう。
*1.000IDR = 約8円
*10.000IDR = 約80円
*100.000IDR = 約800円(赤いお札、紙幣の最高額)
となります。
4)数字の覚え方
*1-10を覚える
インドネシア語に限らず、1-10は各言語独特なものが有ります。特に初めて学ぶ言語においては、全く予備知識が無く難しいのですがここは手の指を折りながらでも暗記するしか覚える方法が有りません。お恥ずかしい話しですが、一時各指にマジックで下表の数字を書き込んで覚えた記憶がございます。
| 1 | satu | サトゥ |
| 2 | dua | ドウァ |
| 3 | tiga | ティガ |
| 4 | empat | ウンパット |
| 5 | lima | リマ |
| 6 | enam | ウナム |
| 7 | tujuh | トゥジュ |
| 8 | delapan | ドゥラパン |
| 9 | sembilan | スンビィラン |
| 10 | sepuluh | スプル |
参考までに、“0”は、nol 又は kosong (空、カラの意味)と言います。nol は場合によっては、聞き取り難いケースが有る為に、kosongを使うケースが有るのかと思います。
*11-20迄を覚える
10-20に関しては、英語teenが付くように、数字の後ろに[belas]が付きます。
| 11 | sebelas | スブラス |
| 12 | duabelas | ドウァ ブラス |
| 13 | tigabelas | ティガ ブラス |
| 14 | empatblas | ウンパット ブラス |
| 15 | limabelas | リマ ブラス |
| 16 | enambelas | ウナム ブラス |
| 17 | tujuhbelas | トゥジュ ブラス |
| 18 | delapanbelas | ドゥラパン ブラス |
| 19 | sembilanblas | スンビィラン ブラス |
| 20 | duapuluh | ドウァプル |
*九九表を使って100以下の数字を完全なものにする
あらゆる数字の組み合わせに対応するのに、九九表(9*9Matrix)を利用することをお勧め致します。無論、全ての組み合わせは網羅出来ませんので、1-100迄の数字を全て口頭で順に繰り返すという手もありますが、あらかじめ数字が頭にはいっている九九を用いて練習すると、順不同の組み合わせの数字のバリエーションが身に付きます。
(例)4kali6menjadi 24 (4*6=24)
というように、表からランダムに組み合わせを選びインドネシア語でいう練習を毎日5分繰り返してください。一週間程度でほぼ2桁までの数字がマスター出来ます。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
| 2 | 4 | 6 | 8 | 10 | 12 | 14 | 16 | 18 |
| 3 | 6 | 9 | 12 | 15 | 18 | 21 | 24 | 27 |
| 4 | 8 | 12 | 16 | 20 | 24 | 28 | 32 | 36 |
| 5 | 10 | 15 | 20 | 25 | 30 | 35 | 40 | 45 |
| 6 | 12 | 18 | 24 | 30 | 36 | 42 | 48 | 54 |
| 7 | 14 | 21 | 28 | 35 | 42 | 49 | 56 | 63 |
| 8 | 16 | 24 | 32 | 40 | 48 | 56 | 64 | 72 |
| 9 | 18 | 27 | 36 | 45 | 54 | 63 | 72 | 81 |
5)大きな数字を覚える
次に、100;1.000;10.000;1.000.000
と順に大きな数字の単位を覚えて行きます。先述の如くルールは英語と一緒です。日本語の漢数字とは単位が異なりますので注意を要します。
| 数字 | 漢数字 | Indonesia | English |
| 1 | 一 | Satu | One |
| 10 | 十 | Sepuluh | Ten |
| 100 | 百 | Seratus | Hundred |
| 1,000 | 千 | Seribu | Thousand |
| 10,000 | 万 | Sepuluh ribu | Ten Thousand |
| 100,000 | 十万 | Seratus ribu | Hundred Thousand |
| 1,000,000 | 百万 | Satu juta | Milllion |
| 10,000,000 | 千万 | Sepuluh juta | Ten Million |
| 100,000,000 | 一億 | Seratus juta | Hundred Million |
| 1,000,000,000 | 十億 | Satu miliar | Billion |
| 10,000,000,000 | 百億 | Sepuluh miliar | Ten Billion |
| 100,000,000,000 | 千億 | Seratus miliar | Hundred Billion |
| 1,000,000,000,000 | 一兆 | Satu triliun | Trillion |
特に、IndonesiaのmiliarとEnglishのmillion/billion の区別が付き難く注意を要するところです。私の場合も未だにここが聞き取れずに毎度、インドネシア語で言っているのか、英語で言っているのか聞き返してしまいます。
6)実践力を付ける
*さて、ここまで来ると後は、実践の中で感覚を養っていくことです。積極的に会話の中に数字を取り入れ、記憶の定着と体感的に数字の大きさを身に付けることが大切です。実践では日本円に換算してから判断する時間は有りません。
例えば、
25と言われた時に、これが25*1.000なのか、はたまた25*1.000.000なのかを体感的に理解できるようにしていきましょう。25ルピアと25.000ルピアでは1.000倍の違いがありますので要注意です。通常の会話では、全ての単位を言ってくれないケースが多いと感じています。
このようにして、順次数字を身に付けて行きましょう。数字はあらゆるコミュニケーションの基本となりますので。
