インドネシア語検定B級合格体験(一次試験)  

その長き道のり

インドネシア語を勉強する皆様、そしてインドネシア語検定試験を受験される皆様に、お恥ずかしながら、その顛末をご報告致します。そもそもB級に合格したのは10年前のこととなります。又、その後A級合格を目指し数次に渡り受験をしておりますが、未だ合格には至っておりません。今回、定年を機に再度奮起をしてA級を目指そうと考えています。このブログは、今後再度自分のインドネシア語学習歴を振り返り少しでも皆さんの学習の手助けになればとの思いで立ち上げました。データが少し古いので、受験勉強に於いては常に最新情報をお使い下さい。但し、試験パターンは大きく変更されていないと思います。

先ずは、恥ずかしながらインドネシア語技能検定試験受験歴と点数を公表します。

受検回代表例         得点    合格点   結果    
1996年₌C級合格
37回2010年7月₌B級一次64点60点以上合格
37回2010年9月₌B級二次 75点75点以上合格
44回2014年1月₌A級(Best)56点57点不合格
53回2018年7月₌A級(Worst)34点66点不合格
B級合格・A級不合格点数

B級合格は、おおよそ10年前となります。当時は二回目のインドネシア駐在5年目、年2回の受験で10回目、帰国直前の合格となります。点数は、一次ギリギリ合格で、二次試験は勢いで一発合格しましたが、最低ラインで合格ということになります。
その後、データを見るとA級を9回受験していますが、Bestスコアは惜しくも1点差で一時不合格、Worstは、30点台です。受験タイミングから見てもA級Bestスコアから4年経って点数が大幅に下がっています。その後三度目の駐在で数回の受験を試みるも50点を上回ることは無く、戦意喪失した状態です。

ざっくりと見て、B級合格は60点以上、A級合格は70点以上が合格の目安、目標点になるかと思います。但し、毎回難易度が異なるようで平均点によって合格のボーダーラインは毎回大きく異なるようです。点数は読解・語彙・文法・作文・リスニングと5分野、各100点の合計点を5等分した点数となっておりました。よって、得意分野で点数を稼ぐことも可能ですが、中々そうもいかず総合力のレベルアップが必要と考えられます。

今考えますと、受験料もばかになりませんし、余り長丁場で勉強を続けるのも非常にしんどいかと思いますので、皆様には是非一発合格を目指して頂きたいと思います。
これから、このブログで私の勉強方法等をご紹介して参りますので、そのエッセンスのみを拾って頂き、お役立て頂けますと幸いです。

勉強のポイントは、如何に集中的に密度の濃い勉強をするか、中身以上にほぼ定形的に定まった問題形式を頭に刷り込むかが重要です。パターンを覚えることです。又英語と同じく語学ですので、考えても答えは出て来ません。わからないものは考えても分からないことを前提に、瞬間的・直観的に答えがあぶり出せるような繰り返し学習が必要となります。B級以上は、問題もインドネシア語となります。これもパターン化していますので、一読で質問内容が分かるようにしておきます。又、トリッキーな質問が増えて来ます。例えば、“同じ意味のモノを選ぶ・同じでないものを選ぶ”等、四択を読んでいるうちに何を探しているのか分からなくなるケースも多発しました。B級合格時は、試験の3か月前から毎日個人レッスンを行いました。先生は当時インドネシア大学の学生で、後日談ですが丁度夏休みの良いアルバイトになったとのことです。こちらとしては、仕事が終わってから半強制的に勉強をする体制を整えた訳で、最後の方はかなりクタクタで無意識に勉強している感じでした。ここでも自作の単語帳と過去問を使い、これらを何度も繰り返すのみ、正にパターンを身に付けることを行いました。又、試験の時間は限られていますのでこの時間に合わせた勉強時間を確保するのが良いでしょう。数回の受験では時間が足りず、途中で諦めるケースが発生しました。余りゆっくりと考えながら問題を解く時間はありませんので、規定の時間内は集中できる体制を準備する必要があります。

・短期集中で繰り返し、パターンを身に付ける
・毎日のライフワークとし、時間を決めて勉強

インドネシアに通算で約14年おりましたが、検定B級、A級に合格された方と出会う機会が御座いませんでした。無論、毎回聞いて回った訳では御座いませんが。昨今、ブログを見る機会が増え、このような体験談を公開されている方も多いようですが。よって、恥ずかしながら私の経験談を公開し、皆様の勉強の一助として頂ければ幸いです。

・その国に入らばその国の言葉を使う
 これはコミュニケーションの鉄則です

インドネシア語検定B級合格体験(二次試験)

インドネシア語検定B級合格体験(一次試験)別ブログ、に合わせて二次試験に付いても少し詳しく説明をさせて頂きます。

得点  合格点 結果  
37回B級一次(2010年7月)64点60点合格
37回B級二次(2010年9月)75点75点合格
B級合格時の一次・二次点数

おおよそ10年以上前となりますが、このような結果です。二次試験においては、得点と合格点が同じことから、合格最低点であったことが分かります。尚、二次試験に付いては、音読と質疑応答の二項目があり、各々得点率(%)が80・73となっております。計算方法が良く分かりませんが、得点が75点となっています。又、合格点は今回の合格点と記載されており、毎回受験者の得点分布から合格点は変わって来ます。

二次試験会場

現在、二次試験はインドネシア会場及び日本会場で行われていますが、当時は日本1カ所のみでした。よって、インドネシアで一次試験を受けて合格すると、二次試験は日本(東京)で受験しなければなりません。恐らく、二次試験の受験者が今に比べて非常に少なかったのでしょう。試験時間は約5分、この為にフライトを予約し一時帰国、最短でも一日二日は仕事を休まなければなりません。これで落ちたら余りに割が合わないとの思いがありました。これが一種モチベーションというか、何としても受からなければという思いに繋がり合格出来たのかも知れません。日程の都合がつかずに、一次合格で二次試験を諦めたという方のお話しを聞いた記憶も御座います。現在は両国で行わているのでこの必要はないものと思います。

一次試験から二次試験迄の間隔

試験の間隔は、約二か月となります。然しながら、一次の結果通知が二次試験の約3週間前となることから、結果を見てさて二次試験の勉強をという訳には行きません。又、当時は二次が日本(東京)のみなので、即日本へ行く準備をということになります。そして一時不合格通知を受け取った場合、あー残念となり勉強がストップします。そしてそのころには、次の試験が4か月後に迫っているといった繰り返しでした。

二次試験の様子(B級)

5分間の勝負です。順番待ちの後、番号順に部屋に呼ばれます。入室すると小さな机の奥にインドネシア人の試験官、サイドに日本人の書記?が座っていました。挨拶もそこそこに問題が配られます。

  • A4半分程度の紙にコピーされた、文章配布
    (恐らくインドネシア語新聞の切り抜き記事)
  • 黙読1分(1分経つとSTOPとなります。)ゆっくり読んでいると読み切らない
  • 音読1分(声を出して記事を読む)これは時間制限無しで終わるまで
    これも採点をしているとは思いませんでした
  • その後、記事に関連するインドネシア語の設問5題
    先に配られた文章は参照可能。但し、設問の記載は無し
  • 答えられずに、黙っていると時間制限で次の設問に
  • 設問5は、内容についてあなたの意見を述べよとなります
    長すぎず、短すぎずの回答が必要

配られた紙面を参照可能なので、これを見るも時間が無いので、答えを探せない。よってそこそこのところで回答として読み始めると、どうも回答が見当たらづ、かなりの長文を読んでしまう結果となりました。又、私はありませんでしたが、設問が聞き取れず、或いは理解できずに繰り返しをお願いすると、減点されるとか二回聞き直すとアウトとか色々な情報があります。
幸いにして、テーマがジャカルタの洪水(日常的なテーマ)であり、そこそこ内容を理解していたので何とか追従出来たと思います。
試験は、至って事務的。自己紹介や雑談は一切無しで、終わったら即退室となります。
たったの5分ですが、かなり疲れ果てた記憶があります。

結果は合格でした

試験後、インドネシアに戻り確か師走も近づいたころジャカルタに合格通知が届きました。待ちに待った結果ですが、漸く合格となりました。5年掛かりでB級を手にすることが出来た訳です。尚、二次試験にも細かな総評がありますのでご紹介します。
二次試験総評;(結果通知書から引用)
“音読は、丁寧で声も大きく明確に発音されており、文の区切りなども正確で全体的なバランスは良かったと思います。あいまいなe音や語尾のtやkもきれいに発音されていましたが、アクセントの位置が不正確な単語があった点が気になりました。アクセントは、後ろから2つ目の母音に来るのが基本です。たとえばPertolonganはgaにアクセントを置いて発音していましたが、正確にはloになります。Pelampungならpuでなくla、Jakartaならtaでなくkaという具合です。些細なことですが、アクセントの位置を正確にすることにより音読が格段によくなりますので、注意して下さい。
質疑応答は、ご自身でも気づかれたかと思いますが、うっかりミスと思われる不正解が1問と不完全な回答が1問あり、減点になりました。他の3問は全問正解で、自分の意見を述べる5問目は、言葉選び、内容共にとても良く満点でした。合格おめでとうございます。今後も様々な分野のインドネシア語をバランスよく学習して、語彙を増やす努力をすると良いでしょう。さらに上を目指して学習を続けて頂きたいと思います。”

二次試験対策

  • パターンを身に付ける。相手をおいて繰り返しの練習をする
  • 日ごろからインドネシア語の旬の記事を読み、テーマをアップデート
  • 単語力を含めた総合力の向上が必要

尚、A級の二次試験は、B級と大きくパターンは変わらないようですが、紙面の配布は無く再生音声を聞くのみとなるようです。こうなると五感を総動員して内容を理解する総合的な語学力と記憶力も必要となります。日本語でも同じパターンの試験をこなせる自信が有りません。よって私にとってA級二次合格には、更なる総合力の向上が必須です。かなりの労力を要するかと思います。
頑張って勉強していきましょう。

インドネシア語学習・年間計画の立て方

概要

本項では、題記“インドネシア語学習・年間計画の立て方”について思うところを整理して見たいと思います。内容は、A/B級受験を前提としましたが、無論C級の受験にもアレンジが可能だと思います。

A/B級試験は、年間二回(一次は1月と7月、二次は3月と9月)となります。本来一回の合格を目指すとすれば、半年の計画で充分ではと思われるでしょう。では、何故年間計画としたのか?これは私の経験からA/B級は中々一回での合格は難しいと感じるからです。皆さんには、是非一回で合格して頂きたいと思っていますが、一回落ちたからと言って落ち込まず、引き続き年間計画にそって学習を続け、次の回に挑戦する必要があります。私は、B級合格に5年(10回受験)を費やしました。受験料も馬鹿になりませんね。

年間計画のポイントは、頭の切り替えです。実は、年間二回の試験を受けるとなると、一次試験・結果発表・二次試験・結果発表と3-4か月を費やします。よって、これを年間二回繰り返すと、結構な時間を試験やらその結果を意識して悶々と時間を過ごすことになり、日常的な学習が手薄になってしまいます。

よって、日常習慣的に続ける内容とそれに加えた試験前対策をうまく組み合わせて頂きたいと考えます。

期間学習内容日常の学習
12月-翌年1月中一次試験前対策通年を通して実施していく
日常のルーティン
(1月一次試験)
1月中-3月初二次試験前対策ー::ー
(3月二次試験)
3月中-4月,5月通常学習ー::ー
6月-7月中 一次試験前対策
(7月一次試験)
7月中-9月初 二次試験前対策ー::ー
(9月二次試験)
9月中-10月,11月 通常学習ー::ー
年間学習計画のイメージ

試験前の対策(一次)

  • 一次試験一月前からは、過去問に集中する
    二年四回分で充分だと思います。先ずは、問題を良く読み、そのパターンを覚える。B級からは設問もインドネシア語となります。又、A級では往々にして設問自体に不明な単語が入って来ますので、漏れなく覚えてしまいましょう。
  • 答えも覚える迄繰り返す
    何回もやるうちに、答えも覚えてしまいますが、構わず進めましょう。但し、この際に自分なりの文法的なロジック、解釈を付けて覚えましょう。これにより、類似設問への瞬間的な対応が可能となって来ます。
  • 単語は無理に増やさず既出の単語を確実なものに
    新しい問題に挑戦すると、必ず分からない単語が出て来ます。試験直前は、無理に新たな単語は増やさず、既にピックアップした単語、又は上記過去問内の単語を完全に覚えるようにしましょう。
  • 試験時間を意識した実践的な学習を
    B級一次=90分、A級一次=100分です。これを一セッションとして毎日繰り返すと、時間的な感覚が身に付き実際の試験時に役立ちます。特に、冒頭の長文読解のスピードアップは欠かせません。但し、内容を充分に理解出来るようにすることが必須です。

試験前の対策(二次)

一次試験が終わると、約一か月強はその結果待ちの時間となります。私の場合、この間は中々気が落ち着かず、結果が出るまで二次の対策をする気持ちになれず悶々としながら待つだけとなっていました。然し、これが年間二回あると、一年の内、ほぼ三カ月(四分の一)を何もせずに過ごしてしまうことになります。よって、一次の結果を待つ間も、直ぐに二次試験の対策を進めましょう。

  • 二次対策もやはり過去問中心の反復練習を
    二年四回分、可能ならば三年六回分の二次試験問題を抽出、過去問題集にCDが付いていますのでこれを利用。可能ならば二次部分のみをPC等に取り出し、リピート再生出来るようにするのがベストです。
    分からなければ、過去問から文面を読解し、意味を覚えて且つ文章全体を暗記する位繰り返してみましょう。(A級の二次試験時は、文章はありません。)
  • 設問もきちんと聞き取れるように
    設問は一問一問聞き方が異なります。“正解を問う”設問、又“不正解を問う”設問もあり、毎回これを捉える必要があります。よって、設問の内容を瞬時に捉える、反射的な理解力が必要です。これは唯一繰り返しによって身に付くものだと思います。
  • 追加の教材は事前に準備しておきましょう
    余裕がある場合は、現地新聞 Kompas 等から一定のテーマを選び、見出しとリード部分及びMax一節を抜き取る。現地にいてプライベートのレッスン等を受けていれば、先生にお願いをして問題を作成して頂き、ビデオ等に録画・録音しこれを教材として利用します。これは結構時間が掛かるので、二次試験直前で無く、日常の学習の中で準備しておくと良いでしょう。

日常の学習

日常の学習に付いては、皆さん各々の状況によりレベルに合わせた学習を進められていると思います。日本にいるか、或いはインドネシア現地にいるか?独学か、クラスに通っているか、プライベートレッスンをお願いしているか等々個々に異なると思います。よって、ここでは毎日のルーティンに落とし込みたい項目を記述してみます。例えば、週一回から二回のレッスンを受けても、それだけでは不充分。先生はあくまでペースメーカーとして、分からない内容を確認するといったレベルで考えた方が良いでしょう。

  • 語彙(単語数)を増やす
  • 新聞の見出し(テーマ)とリード(前文)を読み込む
  • テレビ・動画からインドネシア語生音声を聞きこむ

これらを合わせて20-30分、毎日実施することが大切です。
これらのルーチン化で大切なことは、これらのインフラを整えて毎日簡単にアクセスできるように準備をしておくことです。昨今は、日本にいてもモバイル、ユーチューブ等を利用することにより、豊富な情報源にアクセスが出来ます。隙間時間に利用できるようにするところから始めましょう。

大切なこと

冒頭にも述べましたが、一度の受験で仮に落ちても諦めず、一喜一憂せずに淡々と日々のルーティンを繰り返して下さい。一回の受験は、一次二次を含め、日程が過密となります。よって個人的には一年、二回受験で合格を目指す程度のスパンが良いかと考えております。
言語能力はリニアには向上して行きません。自分の気が付かないうちにグーンと伸びるものだと思います。“継続は力なり”頑張って参りましょう。その他、“B級合格体験談”等、関連する記事を載せていますので、メニュー“インドネシア語講座”から必要な項目を選んで参考にして見て下さい。

インドネシアのことわざを学ぶ

インドネシア語を学ぶ上で“ことわざ・比喩・たとえ”などの言い回しは大変重要な要素となります。その中には日本人を含むアジア人の信条や考え方、又謙遜や人生に於ける戒めなども含まれ、その共通性には驚かされるものがあります。インドネシアのことわざは日本にもあり、またその逆もありと言うことで、その意味するところに至極納得するものであります。

特に現地のインドネシア語の新聞を読み解く上でも、“比喩・たとえ・又短縮形”などをその感性とともに的確に理解することが重要であります。我々は、日本の新聞の見出しから概ねその内容が何の話題に関するものかを理解しますが、そこに結論が示されていないケースも多く、それが逆に人々を引き付け、興味をもってその記事を講読することになります。全く同じケースがインドネシア語の場合でもあり、
“ことわざや比喩”、“たとえ”の理解が非常に重要な手掛かりとなるのです。

様々な書物やブログでも、あらゆる“ことわざ”が解説されており、これらも大変興味深く拝読させて頂いておりますが、ここに私が初期に感銘を受けた“インドネシアのことわざ10選”を個人的な理解と共にご紹介させて頂きます。

インドネシアの文化、生活、考え方等を身近に理解するに恰好の教材となるものばかりです。又、“ことわざ”はインドネシア語技能検定試験でも、ほぼ毎回その内容の理解を問う出題がされておりますので勉強をしておく必要が御座います。

尚、現地でも<KAMUS PERIBAHASA>と言った“ことわざ辞典”があり比較的安価に入手出来ますのでお勧めです。

インドネシアのことわざ10選

1. 井の中の蛙大海を知らず

Bagai katak dalam tempurung

2. 甘いものに蟻が付く

Ada gula ada semut

3. うまい話には裏がある

Ada udang di balik batu

4. 火のないところに煙は立たぬ

Tak ada api tanpa asap

5. 吠える犬は噛みつかぬ

Anjing menyalak tak akan mengigit

6. 泣きっ面に蜂

Sudah jatuh diimpit tangga

7. 犬猿の仲

Seperti anjing dengan kecing

8. 女心/男心と秋の空

Bagai air di daun talas

9. 実ほど頭を垂れる稲穂かな

Seprti padi, semakin berisi semakin merunduk

10. 棚から牡丹餅

Bagai mendapat durian runtuh

解説と所感

解説は、個人的な見解と思い入れも入っておりますので、訳と内容に付きましては再度辞書等でご確認されることをお勧め致します。個々人の理解がその最初のインプレッションと共に記憶にのこるものと考えております。

1.井の中の蛙大海を知らず
  Bagai katak dalam tempurung
・Bagaiには、~の如くとの意味があり、この様な使い方はことわざ表現に良く見 られます。Seperti~のようと同義に使われており、記載される本によって双方とも使われているケースがあります。
・katak=蛙であるが、日常的にはkodokが用いられるのだと思う。
私も、このことわざを知るまで、katakと言う表現は知りませんでした。
・dalam=中、或いは深く、と言う意味を持つ。
・tempurung=ヤシの実の内果皮(固い皮)
・日本語の井の中が、ヤシ殻の中と異なるが、意味は同じで
“自分のせまい知識や見方にとらわれて、ほかにもっともっと広い世界があるこ
とを知らないものをいう。”
・インドネシア語でこのことわざを始めて見た際には、ピンときて、あーなるほど
これは面白い言い回しをするものだと感心しました。確かにヤシ殻はインドネシア
ならばどこにでもあるもので、非常に身近に感じたものです。

2.甘いものに蟻が付く
  Ada gula ada semut
・Ada=ある。gula=砂糖。semut=蟻。
・砂糖が有れば蟻がいる。と直訳されます。人を蟻に例えているところも、正に
日本語と同じですね。
・“利益のあるところには人が寄ってくることをいう。”意味も同様です。
・「金の切れ目が縁の切れ目」これはある意味、逆説的なことわざかもしれません。

3.うまい話には裏がある
  Berudang di balik batu
・Berudang=udangはエビ(海老)で、Berを付けることにより“いる、ある”
との意味(動詞形)になります。
・di=どこどこに、balik batu=石の裏側
・直訳すると、“石の裏にはエビがいる。”となり、比喩的な表現そのものは日本語で
見当たりませんが、その意味は“裏に何かがある”であることから、うまい話には
何か裏があるとの意味合いになります。エビは貴重品、価値のあるものとして捉
えられていますが、どうやらそこには少しやっかみが含まれている気がします。

4.火のないところに煙は立たぬ
  Tak ada api tanpa asap
・Tak=否定形、ada=ある、api=火、tanpa=~無くして、asap=煙
・直訳で、“火のないところに煙は立たぬ。”となり、全く日本語と同意です。
・“いくらかでも事実がなければ、うわさは立たないということ。”
・その他同意でも色々な言い回しがあるようですが、火と煙は常にセットで
「切っても切れない関係」にあるようです。
Asap datang dari asalnya api / Kalau tak ada api,masakan ada asap
   

5.吠える犬は噛みつかず
   Anjing menyalak tak akan mengigit
・Anjing=犬、menyalak=吠える、tak=否定形、akan=未来形、
mengigit=吠える
・“口やかましいものは、恐れるに足らず。”の意。
・日本語とほぼ同意となっています。

6.泣きっ面に蜂
   Sudah jatuh diimpit tangga
・Sudah=過去形、jatuh=落ちる、diimpit=圧迫される、挟まれる、
tangga=梯子、階段
・“不幸が重なることの意。”で、表現は異なるが「梯子から落ちた上に、更に
梯子が落ちて来て下敷きになる」と重なる不幸を示しています。
・インドネシア語では、蜂に刺されたとは表現しないようです。

7.犬猿の仲
   Seperti anjing dengan kecing
・Seprti=のよう、anjing=犬、dengang=~と、kecing=猫
・“仲の悪い間柄を表す。”
・インドネシア語では犬と猫となるが、日本語でも犬と猿・又は犬と猫
と表現することもあるようです。
・逆に仲が良い動物は、何と何でしょう?分かりません。
尚、犬と猫でも仲の良いケースは普通にあるように思いますが。

8.女心/男心と秋の空
   Bagai air di daun talas
・Bagai=~のよう。air=水、daun=葉、talas=タロイモ
・「タロイモの葉の上の水の如し」が直訳となります。
タロイモの葉は、表面張力が強く、水をはじきます。はじかれた水は
どこに伝って落ちるかわからない。そこから、“常に変わりやすい状態。”を例
えたものです。
・女心として覚えていましたが、どうやら男心も同意で使われるようです。
(男女平等)です。

9. 実ほど頭を垂れる稲穂かな
  Seprti padi, semakin berisi semakin merunduk
・Seprti=~のよう、padi=稲、semakin=~するほどに、berisi=実る(中身が
入っている)、merunduk=頭を下げる
・“稲穂は、実ほど頭が低くさがるものだが、人間も得が高く、内に充実したもの
があるほど謙虚だということ。”
・日本語と同様の表現で、同意です。インドネシアでも同じ感覚なのですね。

10.棚から牡丹餅
   Bagai mendapat durian runtuh
・Bagai=~のよう、mendapat=手に入れる、durian=ドリアン(果物の王様)
runtuh=崩れ落ちる、墜落する
・“棚から牡丹餅が落ちて来るように、思いがけない幸運が転がり込むこと。”
・インドネシアでは果物の大様、ドリアンが上から落ちて来ると表現しています。
実際、高所からドリアンが高所から落ちてきたら、結構危ないとおもいますが。
ドリアンは、南国には沢山ありますが、やはり貴重な品だと思います。
  
以上、10選を上げましたがまだまだ面白い表現が多くあります。インドネシア語のみならず、インドネシアの文化を理解する上でも、ことわざの勉強は大変役立つと思います。尚、ことわざの理解は、インドネシア語検定試験の四択でほぼ毎回一問の出題があります。今回の10選は概ねC級レベルです。A-B級になると、更に理解が難しいものが
出題されますので、更に勉強を重ねて下さい。日本語との比較は非常に面白いですよ。

今回、下記の辞書にて意味や表現の確認を行いましたが、私の個人的な解釈にて記載していますので語釈している可能性もございます。勉強される際には、ご自身で辞書等を見て、自らの解釈を見つけて下さい。最初のインプレッションが大切です。

*新修ことわざ辞典(株式会社集英社);日本語訳で引用

*KAMUS PERIBAHASA; SARWONO PUSPOSAPUTRO著
発行;PT GRAMEDIA PUSTAKA UTAMA;インドネシア語参照
  

Reference material

インドネシア語数字の覚え方

1)数字の大切さ

語学を学ぶ上で数字を覚え、肌間隔で理解することは大変重要な要素であります。日本人にとって、例えば英語(英数字)ですが、これは英語教育に含まれることも去ることながら、コマーシャルベースであれ日常あらゆる機会にこれらに触れ、自然と身に付いてしまうのだと思います。特に1-10迄の英数字についてはほぼ確実にわかるものと思います。
数字の大切さは、
*日常生活のさまざまな活動とリンクします。
(買い物、カレンダー、時間、アポ取り)
*ビジネスのあらゆる局面で使います。
(値決め、交渉、経理、収支、その他諸々)
*生産工程での局面で使います。
(寸法、制度、評価、データの理解、その他)

2)インドネシア語の数字の特徴

*日本語は漢数字が「万」「億」「兆」と四桁ごとに変化。
英語は、「thousand」「million」「billion」「trillion」と
三桁ごとに変化します。
インドネシア語は?=> 英語と同じく三桁ごとに変化します。

言語 1,00010,000100,
000,000
1,000,
000,000
日本語千   万   億       10 億
英語thousandmillion 100 millionbillion
インドネシア語seribu
=1 ribu
sejuta
=1 juta
seratus juta
=100 juta
miliar
=1 miliar    
日本語/英語/インドネシア語の単位比較(例)

この様に、日本語の漢数字は四桁ごとに変化し、英語/インドネシア語の三桁ごとの変化とリンクしておらず、その置き換えの難易度が高いと考えられます。むしろ英語とインドネシア語は統一性があるので分かり易いでしょう。私の場合、インドネシアの 1 miliar (1 M) は、 日本語で10億ですが、金銭の話しの場合は、日本円の場合100で割って8掛け、大まかに言って、約1千万円弱(正確には8百万円)として記憶しています。
更なる詳細は後述しますので、後の項でご確認下さい。

*日本語表記        (例)10,000.00
 => インドネシア語表記 (例)10.000,00

見ずらいかと思いますが、カンマ「」とピリオド「. 」の使い方
が 逆になります。最初はかなり戸惑いますが、これは慣れるしか
ないと思います。
*小数点以下の言い方、扱い。“1/3“1/4”等、英語と同等の表現があります。これは日本語には無い表現ですね。
*百の位、千の位、等を省いて表現される場合が多いので、商品又は話の内容によってどの単位の話しをしているかを頭に置いておく必要があります。
 

3)お金の単位


Indonesia Rupiah (Rp. 又は IDR)/ 
日本円(Japanese Yen 又はJPY)
インドネシアの通貨単位は、「インドネシアルピア」です。対円の為替レートは、2021年12月現在で、1JPY≒128IDR となりますが、桁数でいうと約100倍、つまりルピアを円に換算するには、IDRの値を100で割る、「0」を二つ取って尚且つ約8掛けすることになります。為替レートは毎日変わりますが、日々の中でそんなに大きく変化することは稀でしょう。毎回この計算を頭のなかで行うのは非常に手間が掛かります。よってインドネシア語の数値を聞いたときにほぼ瞬間的に日本円でいくら位かが頭に浮かぶようになるまで、身体に馴染ませる必要があります。さもないと、その商品の価格が日本円比較で安いのか高いのかが判断出来ません。インドネシアは、往々にして物価が安いと思われがちですが、庶民が買い物をする市場と、外国人が生活する地域やショッピングモールではかなりの価格差があると考えた方が良いでしょう。
*1.000IDR = 約8円
*10.000IDR = 約80円
*100.000IDR = 約800円(赤いお札、紙幣の最高額)
となります。


4)数字の覚え方

*1-10を覚える

インドネシア語に限らず、1-10は各言語独特なものが有ります。特に初めて学ぶ言語においては、全く予備知識が無く難しいのですがここは手の指を折りながらでも暗記するしか覚える方法が有りません。お恥ずかしい話しですが、一時各指にマジックで下表の数字を書き込んで覚えた記憶がございます。

1satuサトゥ
2duaドウァ
3tigaティガ
4empatウンパット
5limaリマ
6enamウナム
7tujuhトゥジュ
8delapanドゥラパン
9sembilanスンビィラン
10sepuluhスプル
1-10 インドネシア語数字

参考までに、“0”は、nol 又は kosong (空、カラの意味)と言います。nol は場合によっては、聞き取り難いケースが有る為に、kosongを使うケースが有るのかと思います。

*11-20迄を覚える

10-20に関しては、英語teenが付くように、数字の後ろに[belas]が付きます。

11sebelasスブラス
12duabelas ドウァ ブラス
13tigabelas ティガ ブラス
14empatblas ウンパット ブラス
15limabelas リマ ブラス
16enambelas ウナム ブラス
17tujuhbelas トゥジュ ブラス
18delapanbelas ドゥラパン ブラス
19sembilanblas スンビィラン ブラス
20duapuluhドウァプル
10-20インドネシア語数字

*九九表を使って100以下の数字を完全なものにする

あらゆる数字の組み合わせに対応するのに、九九表(9*9Matrix)を利用することをお勧め致します。無論、全ての組み合わせは網羅出来ませんので、1-100迄の数字を全て口頭で順に繰り返すという手もありますが、あらかじめ数字が頭にはいっている九九を用いて練習すると、順不同の組み合わせの数字のバリエーションが身に付きます。
例)4kali6menjadi 24 (4*6=24)
というように、表からランダムに組み合わせを選びインドネシア語でいう練習を毎日5分繰り返してください。一週間程度でほぼ2桁までの数字がマスター出来ます。

1 2 3 4 5 6 7 8 9
2 4 6 8 1012141618
3 69121518212427
4 812162024283236
5 1015202530354045
6 1218243036424854
7 1421283542495663
8 1624324048566472
9 1827364554637281
9*9 Matrix

5)大きな数字を覚える

次に、100;1.000;10.000;1.000.000
と順に大きな数字の単位を覚えて行きます。先述の如くルールは英語と一緒です。日本語の漢数字とは単位が異なりますので注意を要します。

数字漢数字   Indonesia English
                            1 SatuOne
                          10SepuluhTen
                        100SeratusHundred
                      1,000SeribuThousand
                    10,000Sepuluh ribuTen Thousand
                  100,000十万Seratus ribuHundred Thousand
                1,000,000百万Satu jutaMilllion
              10,000,000千万Sepuluh jutaTen Million
            100,000,000一億Seratus jutaHundred Million
         1,000,000,000十億Satu miliarBillion
        10,000,000,000百億Sepuluh miliarTen Billion
      100,000,000,000千億Seratus miliarHundred Billion
  1,000,000,000,000一兆Satu triliunTrillion 
日本語・インドネシア語・英語の単位比較

特に、IndonesiaのmiliarとEnglishのmillion/billion の区別が付き難く注意を要するところです。私の場合も未だにここが聞き取れずに毎度、インドネシア語で言っているのか、英語で言っているのか聞き返してしまいます。

6)実践力を付ける

*さて、ここまで来ると後は、実践の中で感覚を養っていくことです。積極的に会話の中に数字を取り入れ、記憶の定着と体感的に数字の大きさを身に付けることが大切です。実践では日本円に換算してから判断する時間は有りません。
例えば、
25と言われた時に、これが25*1.000なのか、はたまた25*1.000.000なのかを体感的に理解できるようにしていきましょう。25ルピアと25.000ルピアでは1.000倍の違いがありますので要注意です。通常の会話では、全ての単位を言ってくれないケースが多いと感じています。

このようにして、順次数字を身に付けて行きましょう。数字はあらゆるコミュニケーションの基本となりますので。


 

最新インドネシア語小辞典


写真は、個人利用し使い古した旧版の題記辞書
表紙は、インドネシアにて張替済みです。

「最新インドネシア語小辞典(第1.5編)」編著者;佐々木重次氏

sanggar.in.coocan.jp/order/order.htm

インドネシア語を学ぶ上で、インドネシア語‐日本語の辞書は必須アイテムとなります。選択肢は色々とありますが、既に多くのブログやサイトにてご紹介されている、題記の辞書をお勧めさせて頂きます。

これも、語り尽くされておりますが、インドネシア語技能検定試験会場に行くと、ジャカルタ会場でも多くの受験者がこの辞書を手にしております。表紙が赤いので結構目立つのです。私も長年利用しておりますが、試験会場には持っていきません。
先ずは、長年A/B級の受験勉強として現地の新聞を読むのですが、分からない単語をこの辞書で引いて出てこなかった試しが無いのです。2-3センチの厚さ、この小振りな辞書がどうしてこんなに完璧なのだろうかと不思議になります。この一点だけでもこの辞書の凄さを物語っています。

インドネシア語の辞書を使う上では、その単語の原形(基語)を認識せねばなりません。インドネシア語では原形が、動詞化、形容詞化、名詞化等により変形します。そしてこの変形は、その原形となる基語のスペルによって、基語にまで変化を及ぼすのです。これには未だに悩まされますが、これが分からないと単語を見つけることが出来ません。これは、追って深入りしてまいりますが、この辞書に限ったことではありません。

この辞書の使い易さとして、

  • 実用上出てこない単語が無い
    前述の如く、現地新聞の分からない単語を引いても、おおよそ載っていないケースが無い。本当に驚きます。
  • コンパクトで持ち運びに便利
    サイズはA5判、A4判の半分、厚さは25mm程度。
  • 表紙に柔軟性があり手に馴染む。使い込むほどにめくり易くなる
  • 例文が実践的で、実際に必要なケースと合致することが多い
  • 版を重ねる度に厚くなるが、より実用的に進化する
    昨今、インドネシア語も特に外来語(英語)が増えて来ています。この様な外来語や汎用度の高い英語そのものが加えられている。

等々の特徴があります。昨年“第1.5編”が出版されたとのことで、更なるバージョンアップが期待出来ます。尚、この辞書は書店での販売は無く、Webからの直接注文となります。インドネシア語学習に当たっては、是非手元において頂きたい一冊としてお勧めさせて頂きます。

終活終わりました???(完成編)

断捨離中の個人スペース

断捨離完了後の個人スペース

上段の写真は、別ブログでご紹介しました“断捨離半ばの状況”、下段が“断捨離完了後”となります。現在、65歳にしてインドネシアで再出発を期しましたが、出発前の状況となります。“日本には、ファイル一冊、海外はスーツケース一個”をモットーにやっておりますが、これはモットーであり中々その通りにはいかないのも事実であります。さして変化が無いようにも見えますが、上の写真から下の状態まで、ポリ袋大で5-6袋のゴミ廃却。メルカリによる売却で40-50アイテムを削減しております。

断捨離完了後の状況

昨今、本屋でも多く見かけるミニマリストの本にある写真と比較すれば、なんだまだまだ色々あるじゃないかと思われると思います。真っ白の部屋に、PC一台、カーテンもいらない、写真映りも非常に綺麗。これは現実的には中々出来ないのかなと思います。今慌てて捨てなくても良いもので、当座スペースが或るものは残しております。

モノを残す判断基準

何かの場合に捨てて貰って良いものは、無理に処分せずに残す。
何かの場合に参照すべき重要書類等は、まとめておく。

これを断捨離時の基準としました。残念ながら、ファイル一冊とはいきませんでしたが、二冊にまとめ緊急時と何かの時はそれだけを参照する、その他は廃却しても良い状態としました。よって、上の写真に残るものは、ファイル二冊を除き、廃却可能としております。

私の場合家族がおりますので、ファイル二冊以外は、何かあったら廃却可能・・・と言い残しております。

残されたモノは?

1)インドネシア語の教材
本棚二段分の本は、その大半が“インドネシア語教材”です。約20年間、新しいテキストが出版されると買い足してきました。どんな本屋よりも多くのラインナップがあると自負しています。これは、現時点では捨てられません。よって、KEEPしております。再購入出来ないものも多々ありますので。

2)写真
下段二段分のアルバムとポリケースに入った写真は、すでに三分の一まで整理しましたが、今は亡き両親の写真と少ないながらも昔凝った時代もあった、個人で撮影した写真が中心となっております。電子データにして残す手もありますが、かなりの量があり高額となってしまいます為、この状態まででKEEPすることとしました。

3)卒業アルバム
思い切れば捨てられますが、定年後に同窓生と会う機会も増える可能性があり、その時に話のネタにもなろうかと、取り急ぎKEEPしております。

4)中古カメラコレクション
上の写真にある、カメラ用防湿庫もメルカリで販売しました。一台は残しておこうと思ったお気に入りの年代物美品カメラが高額で購入されたのを切っ掛けに、全て売却する決心が付きました。まだ三台のカメラが売れ残っております。

5)その他
洋服やその他のモノは?と思われるでしょう。別のところに保管しているものもあるのでは?その通り、一軒家なので多少分散しているものもあります。
*靴が四足(革靴=2、スニーカー=1、その他=1)が靴箱に、
*オーバーコート、スーツ(礼服)=5-6着と衣類プラケース1箱
がこれ以外の私物すべてとなります。

インドネシアへの旅立ち(スーツケース一個?)

PCや小物が見当たりませんね。その通り、この写真は出発前夜に撮影したものです。
よって、携帯品としてスーツケースが二個、ビジネスバッグが一つ分の荷物が除外されております。あれ、モットーはスーツケース一個では?と思われるでしょう。はい、そうなんですが、空港にスーツケース一個を二日前出しにしますと、翌日分の衣類、洗面道具等が残ってしまいます。これをまとめると小型スーツケース半分位になってしまいます。ここに、少しながらのお土産と当座分のカップ麺等非常食を詰めて、大中二個のスーツケースとなります。

以上が全ての私物となりました。気持ち的には非常にスッキリとし、海外であーこれも持ってきた方が良かったとか、あれが有れば良かったという思いは全くなくなります。何も残されていない訳ですから。

心機一転、65歳定年からスクラッチでのスタートを切る事といたします。定年、手ぶら人生の始まりです。面白くなりますよ、これからが。

インドネシア語検定試験へのモチベーション

インドネシア語を学習する皆様へ、
本ブログにて、インドネシア語技能検定試験B級への合格体験談、1次・2次及び関連する記事を投稿しておりますので、ご参照下さい。B級合格は、すでに10年も前のこと、その後A級合格を目指すも集中力が足りず頓挫しております。
とは言えほぼ30年に渡り、インドネシアに関わりその内15年をその地で暮らしております。それじゃ、インドネシア語はペラペラでしょう?と言われますがそんなに簡単なものではありません。検定試験への合格のみが全てではありませんが、そこに試験があり、それに合格する方がいるということが、一つのモチベーションとなっております。

インドネシア語技能検定試験受験者と合格者(抜粋)

合格者(名)   総受験者(名) 合格率(約)
特A級   16  91 18%
A級  116   1704  7%
B級  505 5268 10%
C級 7186 13378 54%
第1回~59回迄総計データ(検定Websiteより抜粋引用)

インドネシア語の特殊性

インドネシア語は、ある意味特殊言語と言えると思います。これは、英語に比較してですが。ところが良く良く考えてみると、日本語が通じるのは日本のみ、1億2千万人とのコミュニケーションです。インドネシア語は、2億7千万人及びそのルーツであるマレーを考えると、日本語の2.5倍のコミュニケーションネットワークを持つことになります。又、日常インドネシア語に触れたことのない日本人が聞くと、全く予備知識が無い訳で、ほんの片言の会話でも、“凄い”ということになります。英語の場合は自分の能力は棚に上げても、上手い人・下手な人は大体分かりますね。ところがインドネシア語は日本人にとって客観的評価がし難い言語と言えます。
そして、大変多くのインドネシア人の方々が非常に一生懸命に日本語の勉強に励んでくれております。これは感激に値します。日本人同等の日本語を使いこなす方が多くおられます。この裏返しの対抗心も、私のモチベーションなってとおります。

A級受験に向けてやってきたこ

B級合格に当たっては、現地にてその直前3か月間、集中特別強制講座を個人的に行いました。平日は毎日夜2時間、土日は昼を挟んでAM-PM各2セッションをこなし、3名の先生にプライベートレッスンを組んでもらいました。言い訳、お断り無しで自宅に来てもらい、言い訳なく2時間の講義を受け、ひたすら繰り返し問題を解きました。答えを暗記するレベルです。

ところが、その後のA級受験に当たっては同じく約5年間週2-3回のプライベートレッスンを続けましたが、試験の結果自体は浮き沈みがあり、あまり向上しませんでした。文法や過去問には飽きてしまい、ただ新しい新聞記事を読むのみ。そして自分なりの解釈をインドネシア人の先生に語っておりました。インドネシア語の意味は分かるが適切な日本語訳が出てこない、これがずーと悩みとなっておりました。語学は母国語のレベルに左右されると思い出したのはこのあたりからです。

モチベーション

  • そこに山があるから登る
    更に上が有ればそれを制してみたい
  • 検定試験で日本人Best100名に入りたい、或いはBest 20と公言したい
    10年前当時は、もう少し合格者が少なかったので、確か特AとA級の合格者が100名に達していませんでした。然るにB級を取ればBest100と公言出来ました。無論B級505名内の順位は知る余地もありません。多分点数から見れば500番当たりかと思います。ただこれは分からないので、B級のTopにいることとして、特A・A級の合格者計132人に続き133番目ということも可能です。これは一つのモチベーションと言えばそうですが、それよりもどうやればA級に受かるのだろう?どんな人がどんな勉強をすれば受かるのだろう?という探求心が上のSTEPを目指す動機となったことは確かです。
  • 上記の如く、超マイナーな日本語を一生懸命に勉強してくれているインドネシア人の方々、(特に若い世代はアニメの影響も大きい)ありがたいことですが、これには負けられないとの思いが非常に強かったと思います。
  • 彼らの本音は、会話や会議のなかでポロッと出ます。それは、間違いなく彼らの母国語インドネシア語で!これが分かった時の面白さ、醍醐味は一つの楽しみでもあります。

インドネシア人は全員インドネシア語の先生と思い、学ぶ気持ちを忘れないこと。頑張っていきましょう。

Terlajur Sayang (Memes)

最愛なる思い出の曲;過ぎ去りし思い出と愛しき友

インドネシアに限らずとも、人それぞれに心に残る思い出の曲があると思います。この曲“Terlanjur Sayang”は、Memesというインドネシアの女性歌手が恐らく30年近く前に歌った、当時のヒットソングだと思います。Memesの息子さんが同じくミュージシャンとして活躍していると聞いたのも、既に15年前、大変古い話しになります。

この曲との出会い

それは、25年以上前に遡ります。当時、とあるカラオケ店でインドネシア人の女性がこの歌を歌いました。聞いた時には、余りインパクトが無く耳障りも良い為、すーっと素通りしたのかと思います。恐らく、一回目の駐在後半で帰国も近かったのかと思います。そのまま駐在を終え、日本に帰国。そして日本の生活に馴染み切らず悶々としている中、ふとこの曲のメロディーが耳を過ぎりました。それから約5年間、当時は曲名を知る余地もなく時間が過ぎ去って行きました。そして約5年を日本で過ごした後に、はたまた海外の仕事に付き、度々インドネシアに出張する機会を持ちました。そしていくつものカラオケ店をめぐり、この曲のメロディーを口ずさみその曲名を尋ねて廻りました。私の覚えていたメロディーが心許なかったのかも知れませんが、その捜索には非常に時間が掛かりました。そして何度目の出張か、何軒目の店か又どこの店かも忘れましたが、“アー、この曲じゃない?”と言われその曲をリクエストしてもらうと、Terlajur Sayangが出て参りました。ほぼ6年越しの探し物に出会えたのでした。うれしくて、その店の皆さんにチップを振る舞い、CDを買って来て貰うように手配。そしてようやくこの曲を心置きなく聞くことが出来るようになりました。

それ以降、カラオケでは毎回この曲を歌うのですが、結構難しいのです。それとかなり古い曲なので、システムに入っていなかったり、あってもDVDがすり減っていて空回りしたりと段々無くなりつつあります。しかし今の時代は、これがYoutubeに残っているので安心です。又流石に断捨離・終活を進める中でも、このCDは捨てられません。中々上手く歌えませんが今でも忘れられない思い出の一曲として、私の心に響いています。

Terlajur Sayang その意味は?

ここからが本題なのですが、さてこのインドネシア語はどんな意味だろう?ということなんです。辞書を引くと無論その意味は出て参ります。
Terlanjur=>1.口が滑る、2.・・・してしまう(取り戻すことが出来ない)
       又は、・・・してしまった。もう、手遅れ。
Sayang=>可愛がる、大事にする、大切に思う、愛しい人、残念、勿体ない
       その他もろもろ。
この訳は、多くの先生方にも聞きまわりましたが、未だしっくりと来るものが無く答えが見つからないのです。そして文頭に記した“過ぎ去りし思い出と愛しき友”が私なりの解釈です。
この様にインドネシア語も日本語もアジアの言語として、その言葉の持つ意味は広く、又深く、例えばインドネシア語でその意味は概ね理解出来る、しかしこれを日本語のそれも漢字熟語で表すとなると非常に困難なケースが多くなります。特に新聞の見出し等、日本語の新聞とてその短縮形の見出しは事情を知らないと理解が難しいケースが多いように、これがインドネシア語となると、その推測はより一層難しくなります。この奥深さがインドネシア語(アジア言語)の面白さと言えるのかも知れません。
そこに人それぞれの生き様、背景、経験、その他もろもろの要素が絡んで来ます。正にその国に入ればその国の言葉を使い、その国の言葉を使ってその文化、歴史を学ぶということなのでしょう。

インドネシア語マスターの難しさが分かりました

いきなりネガティブな見出しとなりすが、これからインドネシア語を学ぼうという皆さんへ、私の経験からのコメントです。そしてこれから、インドネシア語を一緒に学んでいくためにこのサイトを立ち上げます。

私は、約40年の会社勤めを終えて昨年末に定年退職となりました。その内概ね30年を海外と関わる業務、そしてその内約15年を海外で過ごしました。インドネシア約14年(92年から断続的に)、タイランドに1年強となります。
仕事は元から技術関係コテコテの技術職、よって全く言葉のスペシャリストでは御座いません。そして、インドネシア語もまだまだ納得のいくレベルにはありません。
これからこのブログで今まで学んできた内容を総括して、さらに上のレベルを目指したい、又“終活”の一環として後進の方々に残しておきたいと思いました。

ざっくりとこの様な経歴ですが、思い起こせば90年代の初期から現在に至るまで、インドネシアのこと、又インドネシア語のことが頭から離れることが無かったように思います。
“そう15年近くも住んだらインドネシア語も上手くなるよねー”
現地の人からは、
“やっぱりー、そんなに長くいたから話せるのかー”
などなど、言われますがそんなものでもありません。

インドネシア語は簡単なのか?

  • インドネシア語は、世界中で一番簡単な言語と言われている???
  • 語彙(単語数)が少ないと言われているが???
  • アルファベットを使っているので、簡単に読める??

どれも正しくも、誤りでもあるとおもいますね。但し、一つの体系立った言語に簡単なものなどある訳がない。インドネシア語も同じく、マスターすることなんて一生涯出来ないのでしょう。継続的な学びが必要だと考えます。

言葉の難しさ(何語も同じ)

  • 10年以上住めばペラペラになる?ウソです
  • 言葉は生き物、時代と共に変化します
  • 多民族国家、国土も広く数多くの“方言”が存在する
  • 知らない人、初めての人に通じない
  • 発音は、英語並みに難しい
  • その日の体調で、日々レベルが変化(日本語も同じ?)
  • 日本人間でレベル判定が出来ない
    マイナー特殊言語故、全く話せない人が聞くと、片言のインドネシア語でも凄いと言われることがあります。これは、知らないだけで“私の言葉が上手い訳ではない
  • いわゆる夜学(カラオケ等)で学ぶ言葉はインドネシア語ではない
    昼間の仕事では使えません。

ではどうすれば???

簡単に言ってしまえばキチンと勉強しましょうということなんですが、、、

  • 勉強方法は、他の言語と変わりません(英語と同じでしょう)
    テキスト、参考書が少ない。30年前は殆どありませんでしたが、昨今は充実してきていますので、色々な選択肢があります。英語学習書の様には行きませんが。
  • インターネットの充実
    スマホ、携帯すら無かった30年前では考えられませんが、今では現地のニュース、最新のトピックスが簡単に読めます。教材には困りませんね。
  • 勉強はその密度、集中力で決まります
    日本でも出来ると思います。10年インドネシアに住んだからこの程度、15年いたからこの程度とはなりませんのでご安心下さい。

最後に、“強力な動機、勉強意欲”が必要です。

これから頑張って学んで行きましょう。インドネシア人は皆インドネシア語の先生です。学びの気持ちを忘れずに。

私事

インドネシア語技能検定試験B級;5年掛けて2011年に取得
A級は、その後5-6回受けるも不合格
英検2級;40年くらい前に取得
大した事はありませんが、少しでも皆さんのお役にたてれば幸いです。